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2016-03-29

熊本県小国町に林業分野の視察研修に行きました。

昨日、熊本県小国町に林業分野の視察研修に行きました。竹田から車で30分の小国町の小国杉は全国でも木材のトップブランドとして名を馳せています。竹田は小国と同じく面積の7割が森林で、杉・桧の植栽面積も広大なのですが、林業従事者の高齢化や後継者不足、それに伴う森林の荒廃が課題となっています。議会でもしばしば林業振興策について取り上げられていますが、これといって画期的な打開策なし。
そこで、先輩議員をお誘いして、小国森林組合で活躍する入交律歌さん
に会いに来ました。入交さんは高知出身の移住者ですが、環境学を専攻し、この林業という女子にはなかなか馴染みにくい(と私が個人的に感じている)世界へ。若い女性ならではの固定観念に囚われない柔軟な発想の企画・営業で小国杉のブランディングの要となっています。彼女の活躍に注目し、林業や木工を目指す移住者が増えたと聞き、彼女の磁力に感服するばかり。
また、小国は町を挙げて「木」のまちづくりを推進しており、「木育」の現場を見せていただきました。子ども達が地元の木に触れる環境づくりは、情操教育に効果があります!と教育関係の方も熱く語ってくれました。
ややもすると、林業は戦後の造林拡大計画の遺産とも捉えがちですが、彼女の話を聞き、国土維持や環境保全・地域活性化も見据えた「未来を創る産業」であると感じた次第です。
竹田に距離も環境も近い小国で、大いに刺激を受けて帰路に着きました。
最近は、年度変りで各種団体の総会や評議委員など会議が目白押しで、頭がいっぱいいっぱいでしたが、少し遠出の視察でやる気チャージできました。

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